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2015年10月8日木曜日

伝統の職人文化を伝える左官職人

変なやつだと思われるかもしれませんが、しっくいとか珪藻土とかいう自然素材のものがとても好きです。
以前、リフォームした際、シックハウス症候群に悩まされたせいでしょうか。

しっくいは古墳時代以前から日本で使われており、古くは城壁や蔵の壁などに使用されてきました。戦国時代に日本にやってきた宣教師はしっくいを施された壁の美しさに感動したと伝えられています。

また珪藻土はその名の示すとおり、藻(植物性プランクトン)が化石化したもの。
トルコのイスタンブールにあるアヤソフィアのドームの壁は珪藻土でつくられているそうです。

さて、こうした素材を使って壁をつくるのが左官職人さん。いわゆるクロス張りとは一味違います。今日はその左官職人さんがうちに来てくれました。ずいぶん前に大雨で剥がれ落ちた玄関の壁を直しにきてくれたのです。

玄関の壁は白のしっくい。水でといて練ったしっくいを板の上にのせて壁を塗って行く職人さん。その手のあとは実に美しく、ほれぼれします。


時の下山から来て下さった左官屋さん。
いまや上石津でおそらく唯一の竈づくり職人さんでもあるそうです。

純粋な日本家屋が次第に減少し、
こうした職人さんが減って行くのは寂しいこと。

でも中には飛騨の挟土さんのように
左官技術の振興に貢献されている方もあります。

土とは地球の色

その地球の色を使って壁をつくる職人さん、
ほんとうの意味でかっこいい!



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