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2012年5月30日水曜日

多良(たら)の歳時記 なずなのふるさと日記: 岐阜森林文化アカデミー&岐阜経済大学 上石津来訪

多良(たら)の歳時記 なずなのふるさと日記: 岐阜森林文化アカデミー&岐阜経済大学 上石津来訪: 今日は美濃市にある 「岐阜県立森林文化アカデミー」 から「山村づくり講座」の授業の一環として、 原島幹典先生 と 柳沢直先生 、 嵯峨創平先生 、研究生の藤井さん、山田さん、小田さん、 岐阜経済大学 経済学部の菊本舞先生と同「まちなか共同研究室」の「 マイスター倶楽部 」チーフ...

岐阜森林文化アカデミー&岐阜経済大学 上石津来訪

今日は美濃市にある「岐阜県立森林文化アカデミー」から「山村づくり講座」の授業の一環として、
原島幹典先生柳沢直先生嵯峨創平先生、研究生の藤井さん、山田さん、小田さん、岐阜経済大学経済学部の菊本舞先生と同「まちなか共同研究室」の「マイスター倶楽部」チーフコーディネーターである小川さん、「マイスター倶楽部」の林悠介さん、林美穂子さんが来て下さり、多良をご案内しました。



宮の大神神社から島津豊久ゆかりの島津塚、そして「多良ふれあい天文台」、「歴史資料館」へ。

町外の方に町内をご案内するのは思ったよりも難しい。よほど、しっかりわかってないと・・自分の知識のなさと話術の難しさを痛感しました。関ヶ原などでもやられているように、多良も観光ガイド講座みたいなのがあると地元のことにもっと興味がもてて良いかも・・

昼食の後、大嶽さんに来ていただき、お話を聞きました。初めて聞いた大嶽さんの身の上話や戦争中の出来事、高木家のことなど、興味深々。大嶽さん、とても御年89歳とは思えない記憶力と活動ぶり。「長生きするには次々と興味や目的をつくってそれに向かっていくこと」とおっしゃっていましたが、それがまさに若さの秘訣なのでしょう。


お話の後、高木家の門のあたりを散策。巨樹の生い茂る場所ですが、大変珍しい木が生えていることを柳沢先生に教えていただきました。高木家があることで、この辺りの自然は守られてる部分もあるのですね。足元には紅葉の赤ちゃんがいっぱいでした。


最後はうちに来ていただき、皆さんからいろいろな質問が・・納得のいくお答えができたかどうかはわかりませんが、少しでも多良に興味を持っていただけたら嬉しいですね。
                
                 みなさん、ぜひ、またいらして下さい。
                 今日は遠路お越しいただき、ありがとうございました。

多良(たら)の歳時記 なずなのふるさと日記: 映画「ふるさと」と神山征二郎監督の講演会に行ってきました

多良(たら)の歳時記 なずなのふるさと日記: 映画「ふるさと」と神山征二郎監督の講演会に行ってきました: 先日、岐阜新聞社主催の「みんなで乗ろう!樽見鉄道スペシャルイベント 春の列車旅・神山征二郎監督トークショー&映画「ふるさと」上映会に行ってきました。 樽見鉄道さんは以前、某社に在籍していた折、何度か取材させていただき、職員さんの情熱と真摯な経営努力、またNPO法人「樽見鉄道を...

映画「ふるさと」と神山征二郎監督の講演会に行ってきました

先日、岐阜新聞社主催の「みんなで乗ろう!樽見鉄道スペシャルイベント 春の列車旅・神山征二郎監督トークショー&映画「ふるさと」上映会に行ってきました。

樽見鉄道さんは以前、某社に在籍していた折、何度か取材させていただき、職員さんの情熱と真摯な経営努力、またNPO法人「樽見鉄道を守る会」さんなどの活動に心うたれたものです。
今回は職員さんとも再会でき、ほんとに楽しい1日でした。
朝から申し分のないピーカン。同行したYさん、Sさん、そして、中央が樽見鉄道の今村さん。私のこと覚えてて下さいました。某フリーペーパー、今も役立っているようで嬉しいです。
車窓から見える景色の移り変わりも楽しみ。「おりべ駅」から乗車。ここから終点まではいくつものトンネルと渓谷を見ることができます。
200名以上が樽見駅で下車。映画とトークショーは近くの「根尾文化センター」で。
前夜、神山監督を囲む会に出席させていただき、間近でお話をうかがうことができて、ほんと幸せでした。実は神山監督は数年前に上石津中学校で講演をされたことがあります。たしか、映画「さくら」についての講演で、主人公・佐藤良治さんのエピソードなどを話してくださいました。ところがこのとき、保護者の数が非常に少なく、「せっかくの機会なのに」と、とても残念に思ったのをおぼえています。
本巣出身の神山監督は「もしかしたら、一之瀬の桑原家の親戚にあたるかもしれない」とおっしゃっていました。

実は私、もう前日から涙腺がゆるみっぱなし。
制作されて30年になる「ふるさと」は神山監督の代表作。文化庁優秀映画奨励賞など数々の賞を受賞し、主演の加藤嘉さんはモスクワ映画祭で最優秀主演男優賞を受賞。絶対にせりふを変えないことが条件で引き受けられたというこの役、役作りの努力もすさまじいものであったそうです。

「ふつう映画っていうのは褒める人がいれば必ずけなす人もいるものだが、この映画だけはだれからもけなされたことがない」と監督。それだけすべての心の人の琴線に触れ、多くの共感を呼んだ作品だったのでしょう。もちろん、30年経った今も決して色あせることはありませんでした。

徳山出身の教員で児童文学者である平方浩介さんの「じいと山のコボ(子ども)たち」を原作に、当時ダム建設のただなかにあった徳山村の現状を織り交ぜたこの作品に流れるのは、消えゆくふるさとへの郷愁とそこに暮らす人々への哀惜の念でしょうか。

加藤さん演じる老人伝三と村の子ども千太郎の心の交流を通じて、今は亡き徳山村の美しい四季が語られ、里山の魅力がふんだんにあふれたこの作品。「山には花や木や虫やいろいろなものがおるから一人でおってもさびしゅうないんや」一つ一つかみしめるようにいうその言葉に、長年山で生きてきたものの誇りを感じました。
また、アマゴ釣りに行き、沢で倒れた伝三が、千太郎を気遣って「慌てるな。坊になにかあってはなんにもならん」と独白するシーン。村最後の学習発表会で「ふるさと」を歌うシーン。エンディングでは会場内にすすり泣きの声がもれていました。すっかり化粧がはがれていた私、「どうぞこのまま明るくなりませんように」と願っていました。

故郷への思いは、世界中普遍です。






2012年5月25日金曜日

大垣市の社会教育推進員の会議に出席

昨日は午後1時半から大垣市の「スイトピア」7Fで行われた市の社会教育推進員の会議に出席しました。多良地区の場合は公民館長と社教のお役目を兼ねているのです。(大垣市では今年から公民館は廃止されました)

市内は東西南北をはじめ、興文・日新・安井・宇留生(うるう)・静里・綾里・江東・川並・中川・和合・三城・荒崎・赤坂中と東・青墓、上石津は牧田・一之瀬・多良・時、そして墨俣の各地区の社教が出席。

地域ぐるみの社会教育活動の推進が強調され、社教は地域のコーディネーター役として地域の教育力向上をはかるとともに、地域の小中学校の学校支援コーディネーターとして地域人材を活用して学校支援ボランティア活動を推進してほしいとのことでした。

学校支援コーディネーターというとなんかすごい名前ですが、支援内容は環境整備補助や学習補助、農園指導・補助、安全支援補助等、ほとんどが、すでに上石津ではどこの学校でも行われていることです。

今後も各学校と良好な関係を保ちながら、地域で子どもたちを育てるということを大切にしていきたいと思います。

2012年5月23日水曜日

多良(たら)の歳時記 なずなのふるさと日記: 多良地区球技大会 打ち合わせ会議

多良(たら)の歳時記 なずなのふるさと日記: 多良地区球技大会 打ち合わせ会議: 先日、6月17日に行われる多良地区の球技大会の打ち合わせがあり、出席しました。 場所は多良小体育館(先日、天文台の記念式典が行われた場所です) 昔々は、女子はバレーボール(途中からソフトバレーに)男子はソフトボールでしたが、人数を集めるのが大変ということで、男女混合のソフト...

多良地区球技大会 打ち合わせ会議

先日、6月17日に行われる多良地区の球技大会の打ち合わせがあり、出席しました。

場所は多良小体育館(先日、天文台の記念式典が行われた場所です)
昔々は、女子はバレーボール(途中からソフトバレーに)男子はソフトボールでしたが、人数を集めるのが大変ということで、男女混合のソフトバレーになりました。
ほとんどの地区から1チームないしは2チームが出て、競います。
6月に入ると練習が始まります。

球技大会は体育推進委員さんによって運営されますが、顔ぶれを拝見したところ、ずいぶん若返って知らないお顔もちらほら。でも、前体推委員長さんはじめ今年の副委員長さん(今年の委員長さんは現在長期出張中で、副委員長の平塚寛さんが司会をしてくださいました)もとてもさばけた方々で、建設的な意見が交わされ、とても良い雰囲気でした。

昨年と大きく異なるのは、地区対抗の試合が終わったのち、男性の(女性の参加も加)エキジビションマッチが行われること。チーム編成もその場でという、今年初めての試みです。
パワフルでスピード感あふれる男性のプレーを見られるのはとても楽しみ。
もっとも女性の間からも、来年は男女分けてはどうかという意見も出ていたので、ひょっとすると来年は女性だけのチーム編成もあるかもしれません。

しかもこのエキジビションマッチの勝利チームを予想して、当たった人の中から抽選で特賞を贈呈。その後予想が外れた人も含めて大抽選会が実施されます。抽選は閉会式後になります。

楽しみですね♪

2012年5月22日火曜日

多良(たら)の歳時記 なずなのふるさと日記: 多良星空クラブメンバーの撮影した金環日食

多良(たら)の歳時記 なずなのふるさと日記: 多良星空クラブメンバーの撮影した金環日食: 昨日は夕方曇りになり、夜はザアザア。 金環日食が見られたのはほんとに運がいいと、天に感謝しなければなりませんね。 ところで、昨日「多良星空クラブ」の吉田敏さんが撮影されたすばらしい写真を公開させていただきます。感動の余韻をご堪能下さい。 昨日の観察会の様...

多良星空クラブメンバーの撮影した金環日食

昨日は夕方曇りになり、夜はザアザア。
金環日食が見られたのはほんとに運がいいと、天に感謝しなければなりませんね。

ところで、昨日「多良星空クラブ」の吉田敏さんが撮影されたすばらしい写真を公開させていただきます。感動の余韻をご堪能下さい。



昨日の観察会の様子が、岐阜・中日両新聞にUPされました。




2012年5月21日月曜日

多良(たら)の歳時記 なずなのふるさと日記: 932年ぶりのダイヤモンドリング

多良(たら)の歳時記 なずなのふるさと日記: 932年ぶりのダイヤモンドリング: 今朝は早くから日本各地で天体望遠鏡の前にはりついていた方も少なくないのではないかと思います。今回のような大規模な金環日食は実に932年ぶりだそうで、「多良ふれあい天文台」にも早朝から多くの人が集まりました。地元はもとより、三重県の津市や愛知県の豊田市など遠方から来られた方もあ...

932年ぶりのダイヤモンドリング

今朝は早くから日本各地で天体望遠鏡の前にはりついていた方も少なくないのではないかと思います。今回のような大規模な金環日食は実に932年ぶりだそうで、「多良ふれあい天文台」にも早朝から多くの人が集まりました。地元はもとより、三重県の津市や愛知県の豊田市など遠方から来られた方もあり、めったに見られない天体ショーに酔いしれていました。
次に今回の規模で日本で見られるのは、2312年(300年後)だそうです。
外ではカメラがスタンバイ。
天文台の中にも外にも人があふれていました。
木漏れ日をとおしてみる太陽。写真ではちょっとわかりにくいですが、
くっきりと三日月型をしていました。






カメラのモニターを通して撮影させてもらいました。周囲にくっきりとダイヤモンドリングが浮かんでいるのがわかります。


養老山脈の最高峰、笙ヶ岳の頂上に浮かぶ太陽。


ピークが近づくにつれ、どんどん人が集まってきました。児童たちもいつもより早く登校。
これも地域に理解のある学校のおかげです。








みんな思い思いのスタイルで太陽を観察。岐阜市で発行されているフリーペーパー「あ・うん」や中日、岐阜新聞さんの取材もあったようです。大垣の市街地まで出て行かなくても地元で見られるのはありがたいですね。天体望遠鏡で見る太陽は大きくて、刻一刻と変わっていく様子を目の当たりにできました。

このすばらしい空をいつまでも大切にしていきたいです。

2012年5月20日日曜日

多良の旗本・高木家と歴史資料館

今では大垣から桑名に抜ける道は国道258号が一般的です。ここはかつて養老山麓を走っている伊勢街道に沿ってつくられている道です。しかし、実は伊勢街道はもう一つありました。それが上石津を通っている国道365号、昔の伊勢西街道です。
多良は伊勢西街道の要所であり、江戸時代には巡見使が通り、かの伊能忠敬も歩いた道でした。

 
 
 
 江戸時代には高木三家と呼ばれる交替寄合の旗本が多良を治めていました。東西南北のうち、南だけがなくて、西髙木・東髙木・北高木家と三つの髙木家があり、本家は西高木家でした。私の一つ上の上級生に西高木家の子孫がおられ、世が世ならまさにお姫さまだったのです。

交替寄合というのは旗本八万騎のなかでも特別身分が高く、その中でも大名と同様に参勤交代を行う旗本だったのです。普通の旗本は若年寄の支配下にありましたが、交替寄合の場合は老中支配。老中っていうのは将軍以外では通常もっとも身分の高い役職でしたから、その支配下にある交替寄合も大名と同様の待遇だったのです。
ちなみに高木三家は、下野の那須・信濃の信濃・三河の三河衆と並んで、四衆と呼ばれるうちの一つで、全国的にも数少ない名家だったことがわかります。

明治以降はその子孫も多良を離れられたりして、現存しているおもなものは西高木家の母屋と門、そして石垣。

草生してはいますが。ここの石垣はすばらしい。石積みで知られる近江の穴太衆の手によるものでしょうか?

 今は西高木家の敷地内に「郷土資料館」が建っていますが、かつては多良中学校(上石津中学校に統合される前、多良は多良中、時には時中、牧田には日彰中学校がありました)が建っており、古びた校舎ではありましたが、私より上の世代の人たちにとっては大変懐かしい場所です。ちなみにこのあたりは「宮」といいます。隣は祢宜上(ねぎかみ)。神社に深い由緒のある地名で、おそらくそれは今も鎮座する大神神社(もとは奈良の三輪山をご神体とする大神神社)に関係していると思われます。
上鍛冶屋に住んでいた私たちは野無坊(のんぼ)を通って髙木家跡の裏にあるくるみ坂をのぼり、高木家の石垣を見つめながら坂を登って中学校に通ったものでした。
「美の衆陣屋跡」のちょっと先には、天然記念物のシブナシガヤが立っていましたが、何年も前に枯死してしまいました。


今では綺麗に整備され、こんな椅子が置かれています。お天気の良い日には外でお弁当を広げて食べておられる方もあるそうですよ。資料館の資料もすばらしい。地元でもっと活用できたらいいのにと思います。
資料館は高台にあるので、すぐそばから多良を俯瞰して眺めることもできます。正面は養老山脈の最高峰、笙ヶ岳。桜の時期も道沿いに桜が咲くのでとても綺麗です。
裏には紅葉やら楠やらムクノキなどの広葉樹の巨木が・・
足元を見ると木の赤ちゃんが顔を出していました。


2012年5月18日金曜日

NHK放映 そして金環食へ

多良ふれあい天文台でのNHK取材・撮影がありました。
子供たちも嬉しそうです。

かっこいいカメラクルー。「プロジェクトX」みたい。

雨の中の取材・撮影ありがとうございました。

そして、21日はいよいよ金環食。
天文台ではスタッフが日食観察用の眼鏡を手作りされたそう。
朝7時過ぎがピークだそう。
21日は「多良ふれあい天文台」にみんな集まれ~♪

2012年5月15日火曜日

NHKほっといぶにんぐ ぎふ で「多良ふれあい天文台」紹介

5月17日(木)、NHKほっといぶにんぐ ぎふ(18:30~19:00)で「多良ふれあい天文台」が紹介されます。
「みのひだ通信」です。
5分間ほどらしいので、みなさまお見逃しなく!

2012年5月11日金曜日

多良ふれあい天文台からCBCラジオ生放送♪


今日、午後5時過ぎから「多良ふれあい天文台」でCBCラジオの生放送がありました。
アナウンサーの吉村史織さんと下條由香里さんが来てくれました。
レポドラ日記も必見です。

綿密な打ち合わせの後、GO!
ちょっと緊張気味の大嶽さんでしたが、話し出すと落ち着いて天文台をアピール。
21日の金環日食のお話も・・
太陽は絶対に直視しないように、気を付けてくださいね。


取材が終わって記念撮影♪
遠い所をありがとうございました。

吉田さんが手にしている機器でラジオの生放送が聴けました。
すぐそばで話しているのに、なんか不思議な気分です。



子どもはもちろん、大人にとっても星空はロマンあふれる世界。
「星空観察会」のあるときご案内しますので、ぜひ、来てくださいね。

2012年5月9日水曜日

多良公民館 花木剪定講座開講

花木剪定講座が始まりました。
実用的な講座だけあって、受講者は23名。
大垣市や海津市、養老町からの受講者もあり、人気の高い講座です。
今日は今年度の役員決めのあと、さっそくマキの木の剪定についての説明があり、和気あいあいとした雰囲気の中、先生を中心に活発なやりとりが行われていました。


受講生の中には女性の姿も見えます。
上石津に実家があり、姉妹で受講されている方も・・
「剪定をしていた義父が亡くなり、かわりに庭木の手入れをするようになりました。綺麗になるとみんなが喜んでくれます。今年は柿など実のなる木の剪定の仕方もおぼえたいです」とのことでした。


前の先生がつくられた、手作りの教科書。
手書きで、とてもしっかりとつくってあります。

                  講師は一之瀬の小野さん。見事な手さばきであれよあれよという間に
                  きれいな形ができあがっていきます。これは「貝透かし」というらしい。     
                 貝の形に剪定して透けるようにするからかな?


 
 

 
                   次回から緑の村公園や日本昭和音楽村などで実際に剪定をしなが            
                   ら勉強するそうです。楽しみですね。