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2015年2月14日土曜日

子どもの声が響く上石津に 第2回 移住・定住研修会

こんばんは。
かなりの雪になりましたね。
明朝の凍結が心配です。
みなさま、お気を付けて。

さて、昨日は第2回の移住・定住研修会が開催されました。
前回同様、名古屋大学大学院環境学研究科の高野雅夫先生から「子どもの声が響く上石津に 移住・定住の取り組み 実践編」と題して「豊田市おいでんさんそんセンター 移住・定住部会」の取り組みについて話をうかがったあと、実際に上石津へ移住してこられたかたや、移住・定住に取り組んでおられる方の話を聞きました。

まず、一人目は多良地区松の木に8年前に羽島市から来られた野中昭彦さん。


       岐阜市にあるアパレル企業に40年間勤めた後、奥様のおねえさんが松の木におられたことからたびたび現地に来られ、良い所だと思って竟の棲家に定められたとのこと。
多良に来ておもしろかったのは草を刈ったり。チェーンソーで木を伐ることだったそう。
村の付き合いもやってみるとおもしろい。4年間、松の木地区の会計を務められ、すっかり地元に溶け込んで、地元の人以上に一生懸命いろいろなことに取り組まれている様子がよくわかりました。


続いて、おなじみ「手づくり工房あめんぼ」の雨宮英樹さん。
東京でマクロビオティックのカフェをやっていて、奥さまのご実家の近くである上石津に引っ越し。
最初はお父さん夫婦も一緒に来られたそうで、近所の方はびっくりされただろうなと話してくれました。
できるだけ地域にとけこもうと努力し、消防団にも積極的に参加。
今年5年目だそう。
もともとものづくりが好きな英樹さん。
「あめんぼ」をされる前は家具の制作をしていましたが、
今はお店が忙しくてなかなかできないようです。


こちらは受け入れ側として日々、取り組まれている
時地区連合自治会長の
桑原さん。
空き家の管理をされていて、鍵を預かっておられるとのこと。
空き家はあってもなかなか貸してもらえないので、
借りられるようになるまでに何度も家主のところに足を運ぶとおっしゃっていました。



そしてこちらも桑原さんと歩調を合わせて日夜移住・定住の受け入れに取り組まれている
時地区の伊藤公民館長さん。
案内してほしいと言われた人には地域を案内し、
また、来てくれた人には十分満足してもらえるように
努めているとのことでした。
移住者と地域の人々の交流も積極的に行っておられます。

あらためて、移住してこられる方も地域に溶け込もうとする努力が必要ですし、
それを受けいれる側もあたたかく、移住者を迎え入れることはもとより
空き家の持ち主との折衝など大変な努力をされていることがわかりました。

半農半xをめざし、農山村への移住を希望する若者はたしかに増えています。
今、わたしたちに求められているのは価値観の転換なのだと思います。

なにもかもが不確かなこの時代。
しっかりと地に足をつけて歩むために
若者は農山村をめざしているのかもしれませんね。

同時に子育て世代だけを移住・定住の対象とするのではなく、
中高年の癒しの場としての農山村というのもありではないかという意見も
出ておりました。

次回は実際に豊田市に視察に行くのですが、
お弁当をつくってくださるのが、なずながFBで知り合った
フレンドさんの奥様ということがわかりました。
お会いするのがとても楽しみです。





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