急に暑くなりましたね。
いよいよ夏到来でしょうか。
さて、上石津には「上石津しらゆり会」というボランティア団体があります。
平成元年にできたそうで、活動をはじめてはや26年目を迎えました。
会の中にはいろいろなセクションがあるのですが、中でも特筆すべきは「劇団白百合会」(白百合会レクリエーション部)です。
なかなか拝見することができなかったのですが、昨日、馬瀬自治会の「元気会」の取材でコミセンに伺ったところ、白百合の方々のお芝居を拝見する機会に恵まれました。
まずは代表の三和育美さんのご挨拶。
今回のために、書き割り(劇の背景)の作成に始まり、素敵なお着物もすべて自前。
もちろん脚本も。
自作自演でしかも、今回が初演。
さて、和菓子屋を舞台にした人情喜劇の始まりで~す。
チョンチョン(拍子木の音)
ここは神社の前にあるとある和菓子屋。
女将さん(桐山正子さん)が丁寧にはたきをかけています。
ちなみにこの和菓子屋のカキワリ(舞台背景)は上石津の老舗和菓子屋の店先がモデルだそう。
(お話の内容は完全にフィクションです)
和菓子屋の前で話をする小粋な女性(三和さんと和菓子屋の主人(小川すみよさん)
何やら、ちょっとあやしげな雰囲気。
そうなんです。
実はご主人、おかみさんの目を盗んで愛人と逢引の相談をしているのです。
そうとは知らないおかみさん、おっとりした調子でお客さん(小寺ふじこさん・伊藤幸さん)と談笑
とってもかわいいお二人。
御着物姿も素敵ですね。
愛人のところに行くため、組合の用事だとうそをついて
出て行く主人。
なにかおかしいと思うけれども、
人の良い女将さんは「行ってらっしゃい」と主人を送り出す。
ところがそのあとで、1万円の無心が・・
それでも主人を疑わないおかみさんは、お金を貸しますが・・
チョンチョ~ン
10年後
何やらほっかぶりした怪しげな男が店の前をいったりきたり・・
「おっかしいなあ。たしかこの辺に和菓子屋があったはずやが・・」
不審に思った売り子の女性(中山えみこさん)は女将さんを呼びに行きます。
出てきたおかみさんに男は出奔した主人の友達と名乗り、いろいろと根掘り葉掘り尋ねます。
不審に思いながら答える女将さん
そこへ10年ぶりに女性二人登場
「和菓子屋は団子屋になりました。店はつぶれませんが、ご主人がつぶれましたんや」(爆)
そうです。
男は10年ぶりに我が家に戻ってきた和菓子屋の主人でした。
お金をもって愛人はドロン。
家に帰ろうにもいまさら戻れず、大工の親方に弟子入りしたところ、
持ち前の器用さでめきめき頭角をあらわし、
ついに親方亡き後、大工の棟梁に。
10年ぶりに様子を見に戻ってきたのでした。
なにやらおかしいと不信感は募る一方ですが・・
実は女将さんには何もかもわかっていたのでした。
自分をおいて出奔した夫をこらしめるため、
いけずな態度をとってみたけれど、
最後はこれこのとおり
↓
親方の弟子(古田さん)も登場し、売り子の女性とも恋仲に
おかみさんと主人も元のさやに戻って
大円団。
めでたし、めでたし。
劇団白百合会の完全オリジナル喜劇。
笑あり
ちょっぴり涙?あり
見ていた馬瀬の方々も大きな拍手をおくっていました。
まさに上石津の宝塚&吉本です。
あなたもぜひ、ご覧あれ♫
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