着いたらちょうど「もんでこ太鼓」の演奏が終わったばかりでした。
力強い音色が辺りに響いていました。
中心にあるわらで作られたかぼちゃは中に赤土が詰め込まれており、毎年地元の方によって作られているそう。
周囲につけられたご神灯がゆらゆら揺れてとても綺麗。
短冊にはいろいろな願い事が書かれていたようです。
八朔祭はカボチャ祭りとも呼ばれているそうで、その歴史は三代将軍家光の時代にまで遡るとか・・
高度経済成長と引き換えに、上石津でも多くの民俗芸能が廃れていきました。
このお祭りはその時代を生き残った貴重なお祭りです。
そして、それを受け継いでこれたのは、地域の人々の強い結びつきがあったからにほかならないと思います。
ご神灯の前ではシャギリの演奏が行われていました。
一人太鼓をたたく男の子。
見よう見まねか、上手に叩いていました。
ご神灯に灯が入ります。
これが江戸時代にこの辺りで栽培されていたカボチャだそう。
小さめで瓜に似ていました。
八朔祭のカボチャのモデルです。
日が落ちて辺りが闇に包まれる頃、カボチャ灯篭が妖しく浮かび上がります。
小さなお宮さんの素朴な祭り。
辺りはすでに秋の気配です。
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