はっきりしないお天気が続いていますね。
たいへん蒸し暑いです。
さて、先日は地蔵盆でしたね。
祢宜上自治会さんから行燈づくりの準備のもようと当日の様子をお送りいただきましたので、ご紹介させていただきます。
『祢冝上の夏の風物詩』
多くの多良地区同様に祢冝上地区も少子高齢化が急速に進んでいます。私たちが過ごした夏休みは過去のもの、川や山を自由に飛び回っていた子供時代を思い、今の子供の行動範囲の狭さに危惧を感じずにはいられません。
昔の良き思い出を少しでも子供に伝えたいと悩んでいたところ、「100円喫茶」主催の方から、「老人の遣り甲斐を引き出すために子供会とコラボレーションし、地蔵盆の行燈づくりをやってはどうか」との提案がありました。早速、子供会に打診、了解を得て夏休みの行事として挑戦することになりました。家庭の負担を減らすために、あらかじめ自宅で絵をかき8月19日の100円喫茶開催時に子供たちを招待し持ち寄った絵で行燈張りを行いました。
お年寄りは孫や曾孫に負けじと一生懸命、子供たちは慣れない作業を教えて頂きながら四苦八苦、人数が少なくて不足した絵は、即興でお願いし、3時間弱をかけて無事に行燈張りは終了。二つの世代のコラボの結晶がなんとか完成しました(写真を見て下さい)。
良き風習を次世代に伝え、その活動を通してお年寄りの生きがいや夢を育てること、また、子供たちには、こんな楽しみ方もあるんだと学び感じてもらうこと、古き習慣を否定するのではなく生かしていくことが少子高齢化に活気を与える一助となると考えています。
作成した行燈は地区内の多良協会(真言宗寺院)の地蔵盆(8月24日)で提灯と一緒に掲げ、夏の終わりの暗闇を照らしていました(写真を見て下さい)。来年は、祢冝上の夏の風物詩を、是非、足を運んで味わってください。行動することが若さを保つ秘訣です。
なお、祢冝上地区には正林寺(臨済宗寺院)でも21日に地蔵盆行事を行いました。来年は是非、同時開催となることを願っています。
この文章は、祢宜上自治会長で広報部会副部会長の川地さんからいただきました。
読者の皆さんにもぜひ、考えていただきたいことがいっぱいです。
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