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2013年6月22日土曜日

岩須に伝わる不思議な伝説

多良の奥地に岩須という自治会があります。
現在は9軒しかありませんが、とても団結力があって、今日は自治会長さん以下全員の方に来ていただき、いろいろなお話を聞いてきました。
後列、右から二人目が自治会長の川添さん。
私の小中学校の先輩でもあります。
たぶん、多良の自治会長さんの中では一番若いはず。
岩須の神明神社の鳥居前で。
 
ここのそばには大岩がそびえています。
 
なかでも興味をひかれたのは、次の伝説。
 
関ヶ原の合戦ののち、一人の落ち武者が岩須の山の中に住み着き、村人にかくまわれていました。
落ち武者は夜になるとどこからともなく現れて、かくまってくれた二軒の村人の家に風呂をもらいに来たそうです。
ある日、一人の僧が侍をかくまっていた農家を訪れ、礼を述べるとともに、「この石を軽々と持ち上げることができたら、願いが叶うでしょう」と言い残し、姿を消しました。
 
なんと、その石は今もある農家に残っているのです。それがこれ!
ジャジャジャジャ~ン♪
 
黒光りする「重軽石」
神社などによく置かれているのは見ますが、普通のうちにあるのはとても珍しい。
しかも、今この石があるうちは、侍をかくまった家ではないのだそう。
それがどういうわけか、今の家に伝わっているのかはわからないのだそうです。
 
集落から少し奥に行った御所谷入り口にある大岩。
この近くの椿の木に侍は馬をつないでいたのだそう。
椿は枯れてしまってありません。


江戸時代に、岩須と近隣の集落で山論争をしたときの採決の地図と文書。
たいへん、貴重なものです。
 
自治会のみなさんのあたたかい歓迎と、大岩を見たいという無茶ぶりに答えてくださり、ヒルがうじゃうじゃいる中を案内してくださった皆さん、本当にありがとうございました。
 
こういうの、次回のマップづくりにいかしたいです。
 
 
 

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