日本の原風景 レンゲ田

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2016年11月17日木曜日

読者投稿 稚児行列を見て思う地域における寺のあり方

こんばんは。
ここ数日どうにも花粉症か風邪かわからない症状に悩まされております。
今夜は早々に休みます。
さて、ブログの読者の方から下記のような投稿をいただきましたので、掲載いたします。
ご遠忌が終わってまもなく1ヵ月。
寺に住むものとして、地域における寺のありようを考えさせられる、しみじみとした内容でした。

多良地区には数多くのお寺がある。急激な過疎化で、どこのお寺も維持に悩まされている。そんな中、今年に入り春と秋の二度、稚児行列が催された。いずれも盛大で、この地域にこんなにも人が住んでいたのかと驚かされるばかりであった。
参加者を眺めていると、多良全域のみならず、結婚や仕事の都合で都会へ出て行かれた顔見知りの姿も何人か見かけた。天気が良かったせいもあるだろうが、稚児を囲む家族の笑顔と晴れ姿に、羨ましくも微笑ましく眺めていた。そんな華やかな光景の裏には、長い時間と労力を注ぎ込んだ関係者の安堵した姿が見え隠れする。
過疎化に加え少子高齢化、人集めは主催者にとって荷の重いことであっただろう。楽僧の奏でる雅やかな調べにゆったりと流れていく行列を眺めつつ、集った人々の人生の一面や裏方の苦労を垣間見、いまだに残る古き風習が現代にも通じる良さに感動を覚えずにはいられなかった。

古いものを否定するのではなく未来に生かすことが、多良で生活する私たちの努めであり、廃れる地域を活性化する一助になるのではないだろうか。
いろんな事情で故郷を離れた人々を、お寺を核に住民の努力が実った稚児行列、一時ではあるが、懐かしいふるさとに引きもどし、互いに元気な笑顔を交わせる良き風習を一つでも多く残す、あるいは断片的にしか残らない風習を、現代に蘇らせることが出来たらどんなに素晴らしいことであろうか。

写真は、うちの御遠忌の時の稚児行列のものです。





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