おはようございます。
作家の野坂昭如さんが亡くなりました。
私の中の野中さんのイメージは「ソ・ソ・ソクラテスもプラトンも み~んな悩んで大きくなった」というCMソングです。
後年、「蛍の墓」の作者としていろいろな世代に知られるようになりました。
亡くなる当日、「この国に戦前が迫っている」という原稿を連載雑誌の編集部に送られていたと新聞に書かれてありました。
私の叔母もつい先日、亡くなりました。
大正12年生まれの93歳。
戦前・戦中・戦後の激動の時代を生きてきた女性です。
岐阜の片田舎で時代の波をどのように感じていたのか、今ではもう聞く術もありませんが、叔母はタバコが大好きで本当に亡くなる前日まで吸っていました。
身体に悪いのでやめるようにいうと、「戦死したにいちゃんが遺言でタバコは吸ってもよいと書いていた」と繰り返すばかりで、いっこうにやめようとしませんでした。
戦死したにいちゃんというのは、私の父の兄で、太平洋戦争で出征し、フィリピンのミンダナオ島で亡くなりました。
期待をかけていた長男が亡くなったわけですから祖父母の嘆きはひととおりではなかったと思いますが、伯父の戦死により、家を出て多治見で教師をしていた二男の父はうちに帰って寺を継ぐことになりました。父が上石津に戻らなければ私もこの世にはいません。
父にとって故郷に戻ることが本意であったかなかったか・・
戦争は多くの人の運命を狂わせます。
未来ある子ども達や若者の未来を奪って行きます・・・
戦争の歴史を風化させてはならないといいます。
しかし、長い年月の間に風化は避けられません。
風化させない唯一の手段は、今を生きる自分たちがもっと平和について考え、真に平和な時代を築き、それを永続させようと努力することしかないと思います。
前置きが長くなっちゃいましたが、岐阜県の農村振興課さんが発行しておられるメルマガ「ぎふの田舎へいこう」通信に、多良ガイドマップの紹介が掲載されました。
このメルマガは登録すればだれでも無料で購読できます。
おかげさまで、ガイドマップ5000部発行しましたが、残部1000部ちょっととなりました。
再版することは難しいと思いますので、大切に使わせていただきたいと思います。
大垣市のHPでも見ることができますので、ぜひ、ごらんくださいね。
また、現在、狩猟シーズン(11月15日~来年2月15日 イノシシ ニホンジカに限り3月15日まで)ですので、山に入られる方はご注意ください。
0 件のコメント:
コメントを投稿