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2013年7月4日木曜日

子どもたちよ タモアミをもって森に出でよ

今日は長年の憧れの人に会えました。その方の名は、写真家で切り絵作家でもある今森光彦さん。
私が「里山」というキーワードに出会ったときからの憧れの方です。

今森さんは滋賀県の方。
琵琶湖の湖畔にアトリエを構え、時には世界に飛び立ち、里山や昆虫の世界を撮り続けていらっしゃいます。
子どものころから昆虫大好き少年だった今森さん。
注意深くて正確な観察眼は虫の切り絵にもよく現れ、今日も目の前で下書きもなしで、見事な蝶を切りぬいてくださいました。

ご自分の雑木林「萌木の国」で、「昆虫教室」や「里山みらいじゅく」を開講。
ご自分のフィールドは何年か前に買い取られたという雑木林。
ご自分が子供のころに見た、命あふれる里山を取り戻すためにいろいろな試みをされています。

そんな今森先生に、上石津の里山の現状を訴え、獣害についてお尋ねしました。
すると、先生のいらっしゃるマキノ町の辺りも似たような状況だそうです。
そして、最近は昆虫採集する子どももめっきり減り、まさに昆虫大好き少年は絶滅危惧種であると・・
ただ、里山の現状を嘆くばかりでなく、マイナス面を逆手にとった手法も必要ではないかとおっしゃっておりました。

鹿は出るわ、サルはおるわ、ヒルに食いつかれるわでなかなか今は森に入ることもおぼつきませんが、本来、里山とは人が手を加えることで成り立っているもの。
いつか、また子どもたちが森へ気軽に遊びに行くことができるようにしてあげたいものですね。

サイン本。私の宝物。
このカマキリ君はどことなく、先生に似ていますよ。


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