こんばんは。
昨夜、「麒麟がくる」はとうとう前半の大詰めを迎え、本木雅弘さん演じる斎藤道三がこの世を去ってしまいました。
道三ロスの皆様もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?
馬に乗って長い槍を持ち、出家姿で鎧の上に墨染めの衣のような衣装をまとい、単騎で伊藤英明さん演じる斎藤高政に向かっていく本木道三のなんとかっこいいこと!大河史上に残る名場面になったことと思います。
最期は息子の腕の中で息を引き取るのですが、最期まで自分の息子であることを認めようとしない高政に、父は自分、道三であると言い放ち、高政の中にあるコンプレックスを刺激し、「勝ったのは道三じゃ」と言い残して死ぬあたり、死んでも消えない親子の相克を感じ、鳥肌の立つ思いでした。
脚本家・池端俊策さん、すばらしい!
池端さんが書きたかった光秀像は「名もなき一人の青年」なのだそうです。
詳しくはこちらを
道三 麒麟で検索すると、いろいろなサイトで大河の撮影秘話なども読めますので、興味のある方はぜひ、どうぞ。
コロナの影響で撮影ストックがなくなり、話を短縮して年内に打ち切るという話が出ていた「麒麟がくる」ですが、年越しして放映するという話もあり、これからが光秀の活躍になるわけですから、ぜひ、そうしてほしいですね。
って書いてたら、今机の下から大きなムカデが!!!
無事、だんなさまがペンチでつかんでご臨終となりましたが、これから出てきますね。
皆様もムカデ対策を!!!
さて、今回の大河には日本史には出てこないような地元で活躍した戦国武将たちも何人か出てきます。
その一人が稲葉良通こと稲葉一鉄。
大垣の曽根城を居城とし、斎藤家の家臣からのちに織田信長の家臣となり、西美濃三人衆の一人として戦国の世を泳ぎ渡っていきます。
村田さん演じる良通はにくったらしいけど、上手いですね。
高政の母・深芳野は一鉄の妹といわれているので、だったら道三ではなく甥の高政方につくのもうなづけますね。
道三には何人も子どもがいて、娘の一人が一鉄の子どもに嫁いでおり、その子孫に光秀の孫にあたる多羅姫が嫁いでいます。
美濃の縁は深かったのでしょうね。
一鉄はなかなか教養もあり、義に富んだ人物で、茶の湯や能にも造詣が深かったようです。菩提寺は揖斐川町の月桂院です。
一鉄の家来に斎藤利三という人物がいます。彼は後に光秀の家来となり、本能寺の変にも参加。光秀が秀吉に敗れた後は捕えられ、刑死しました。斎藤利三の娘はかの有名な春日局。また利三の妻は道三の娘です。地縁、血縁濃いですね。
道三の息子高政は、道三亡き後、美濃の内政に力を尽くしましたが、わずか35歳で病死。う~ん、道三の祟りでしょうか・・・
歴史上では道三は最期まで信長びいきで高政を後継者と認めなかったようですが、考えてみれば父に実力を認めてもらえなかった、かわいそうな息子であったといえるのではないでしょうか。土岐頼芸の息子ではないかとする説もありますが、そのへんは大河同様、どうやらそうではないようです。
高政の息子・龍興は、垂井の竹中半兵衛に稲葉山城を占拠され、後に返還されたものの、けっきょくは信長に攻められて美濃を脱出。越前の朝倉に身を寄せますが、後に信長の浅井、朝倉攻めで戦死したとされていますが、落ち延びたという説も・・また一般的には暗愚な人物とされていますが、キリシタンになりたかったとの説もあり、宣教師ルイス・フロイスは龍興のことを有能で思慮深いと述べているそうです。
それから昨日高政方で先陣を切りたいと申し出た竹腰某という人がいましたが、教員時代にこの方の子孫かなと思われる方とお会いしました。当時は校長先生でしたが・・
美濃の名家の一つのようです。
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