4月の多良星空だより

こんばんは。
新元号が「令和」になりましたね。
なんだかまだあまりなじみがありませんが、気持ちも新たに頑張って行きたいです。
元号というのは日本だけの風習。
天皇が代わるたび（古代はもっと頻繁に変わってた）に元号をあらためるというのは、たんに政令で決まってるからということだけではなく、元号をあらためることにより国が新しく生まれ変わるという意味もあるのではなかろうかと思います。

それにしても、昭和は一段と遠くなりましたね～。

さて、吉田さんから４月の多良星空だよりが届きました。

こんにちは。多良星空クラブの吉田です。

桜の開花宣言からずいぶん経ち、ようやく見ごろになってきました。まだまだ寒い日が多いですが、夜桜を見るついでにでも星を見上げてみてください。

３月に多良ふれあい天文台の望遠鏡を新しく入れ替えてもらいました。もちろん的川望遠鏡もいつでもスタンバイしていますよ。

観察会の日には、電視観望といってカメラでとらえた星雲や銀河などをリアルタイムでパソコンの画面に映し出すという手法で見ていただけるようになりました。

ひとの目にはなかなか見えない星雲も、パソコンを通すことによってその形がよくわかるようになります。

最近天文台に来ていらっしゃらない方も、今最も進んだ形の観察会に是非いらしてください。

４月の星空です

2日　明け方の東の空で細い月と金星が並んで見えます

5日　新月

9日　夕方の西の低空で細い月と火星が並んで見えます

13日　上弦の月（夕方南の空に見える半月）

19日　満月

20日　星空観察会（満月過ぎの月と電視観望による銀河）

24日から26日　未明から明け方の南の空で月と木星と土星が並んで見えます

27日　下弦の月（明け方南の空に見える半月）

惑星の様子です

火星　夕方の西の空に見えていますが、望遠鏡でも小さくしか見えなくなってきました

木星　未明から明け方の南東から南の空で明るく輝いています

土星　木星から２時間ほど遅れて現れます。観測シーズンに入りつつあります

金星　明け方の東の空で明るく輝いています