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2017年8月24日木曜日

どうする?! どうなる?! 多良のお勝手

お勝手という言葉をご存じでしょうか?
今風にいえばキッチン。
ほかには調理場・台所など。

昔、将軍などの奥方を御台所(みだいどころ)と称したように、台所(お勝手・勝手場)は女性とは切り離せないものでした。もっとも将軍の奥様は自ら料理はしませんけどね。

ちなみに一般家庭の女性がたいそうなお金持ちや地位の高い人のところに嫁ぐことを「玉の輿(に乗る)」といいますが、これには語源とはいわないまでも、ある御台所のエピソードがからんでいます。
それは江戸時代、5代将軍綱吉の生母桂昌院。
家光の側室(側室なので正確には御台所ではありません)でしたが、もともとは京都の八百屋の娘で、名前を玉(たま)といいました。その大出世により、今では玉の輿の代名詞のように使われています。

話が横道にそれました。(^_^;)

お勝手という言葉の語源は実は弓道にあるそうです。
弓道では弓を支える左手を押し手、自由に使える右手を勝手といい、
お勝手とは唯一、女性が自由にできる場所ということでした。

今では厨房男子も多いことから、お勝手が必ずしも女性オンリーの空間ではなくなっていますね。

さて、そのお勝手ですが、多良は上石津四地区の中で唯一、地域のお勝手がありません。
もちろん、自治会ごとにコミセンはあるので当然お勝手はついているのですが、多良地区のお勝手というのは現在存在しません。

これをどうするかというのは、実はここ数年の課題でした。

この春、女性有志と連合自治会長さんとの間で話し合いがもたれましたが、なかなか進展がみられません。

なんとかこの状態を打開したいと、多良公民館で保健センターの調理室を講座で使わせて頂きたいと申し入れしましたが、断られました。
保健センターは地域の健康増進のために役立てる施設なので、そのように講座の内容もくんで御願いしたのですが、ダメでした。
先だっても小学校の家庭教育学級で使わせてほしいと御願いされたそうですが、それでもダメだったと聞きました。

地域にお勝手があることで、地域としてどんなメリットがあるか、先日、ミニ座談会を開いて女性有志の方に意見を述べていただきました。

次の通信でおしらせします。

ぜひ、地域の皆さんにも考えて頂きたいと思います。






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