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2021年2月21日日曜日

御書印プロジェクトで活字文化を応援したい

 こんばんは。

今日はポカポカ陽気でしたね。

このまま春になってくれたらうれしいなあ・・

ところで、最近、リアル書店がめっきり減りましたね。

どうしてもネットの方がはやいので、ほしい本があると密林屋さんとかでポチしてしまいます。

でも、昨年から出版社とリアル書店の間で「御書印プロジェクト」というものが始まりました。

御城印とか御朱印とかブームですよね。

御書印プロジェクトは書店でご書印帖を200円で購入。そこの書店の印鑑を押してもらって、あとの使い方は自由。でも、だいたいはプロジェクトに参加している書店さんをめぐって書店印を押してもらう人が多いようです。サラリーマンの方などは出張ついでに行かれる方も多いようで・・

ちなみにご書印プロジェクトのHPはこちら。

岐阜県は自由書房のかわりに岐阜高島屋の中に入った「大垣書店」さんと多治見の本屋さんのみです。

今日は米原市の近江町図書館に調べ物があったついでに長浜市の文泉堂さんに寄ってきました。現在、滋賀県で唯一の御書印参加店だそうです。




    カフェもあるので、ゆっくりできました。
今日の長浜はたいへんな賑わいでした。
上石津からは一番こちらが近いですね。
御書印帖もって、本屋さんへ♪ なんかかっこよくないですか?

ところで、皆さんは中学の修学旅行はどこへ行かれましたか?
わたしは東京・日光でした。
東京は本郷で東京大学の赤門の近く。
たいへんレトロな旅館で、コケシガいっぱい飾ってあった。子どもごころになんでこんな所に泊まるんだろうと思ったものです。
あとで聞いた話では本郷の旅館は岐阜県の人が開いたので、修学旅行は本郷に泊まるんだと。なるほどね~と思いました。

ところでこの本郷の旅館・下宿街を開いたのは大垣市平町(ひらまち)出身の羽根田幸之助・菊江夫妻でした。その後、養老町や西濃地方から上京する人があって、本郷に岐阜県人による一大旅館・下宿街ができあがったのでした。

羽根田夫妻が開いた旅館は菊富士ホテルといって、今もその跡には石碑が残っています。このホテル(ハイレベルな下宿屋)は実はとても文化人の間では有名でした。なにしろ明治・大正・昭和にかけて名だたる文化人や外国人学者などが止宿していたからです。一部に名前を挙げるなら、竹久夢二・谷崎潤一郎・坂口安吾・直木三十五・大杉栄・伊藤野枝・今東光・宇野浩二・石川淳・広津和郎etc

ホテルは後にほかの会社に売却され、東京大空襲で灰燼に帰しました。
ひょっとすると上石津の出身の方で関係者はいらっしゃらなかったでしょうか?

菊富士ホテルのことを記事にしましたので、よかったら読んでみてください。
いろいろ調べていて、明治・大正の岐阜人、けっこうすごかったんじゃないって、ちょっと嬉しくなりましたね。



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