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2012年4月25日水曜日

山笑う 多良峡の春


「多良峡」とは上石津町を流れる牧田川に沿って、多良と一之瀬の間にできた峡谷をいいます。
春は桜、秋は紅葉、夏休みともなれば近郊からたくさんのファミリーが川遊びに訪れる憩のスポット。
今日はそんな多良峡をご紹介しましょう。

上の写真は一之瀬付近。多良峡トンネルの手前を左に上がっていきます。かなりの傾斜の坂。トンネルができる前は、冬ともなれば積雪量もかなり多く、通勤・通学に苦労した所でした。
桜の時期は下のように桜のトンネルが・・


さて、この入り口付近にあるのが紅葉でも知られる長彦神社。その創建は白鳳時代にさかのぼり、大和の風の神を勧請したのが始まりとか・・かなり古い時代から人々が上石津地区に住んでいたことがわかります。このあたりの古名は大和にちなんで立野と言ったそう。毎年4月の祭礼には小学生たちが「浦安の舞」を踊ります。新緑や紅葉の美しいことでも知られています。

まさに「山笑う」ですね
勿忘草でしょうか?白い可憐な花です。
こちらは山吹。今まさに満開です。
多良峡の途中にある石碑。今ではだれも気に留めませんが、これは大正時代に、この多良峡に沿って道が造られたのを記念して建てられた碑。この道ができるまでは多良から一之瀬に抜けるのに「勝路峠」を通って行かねばなりませんでした。ある意味、陸の孤島だったんです。
さて、「多良峡森林公園」です。大きな吊り橋がシンボル。わたると揺れますよ~。
「多良峡」は「水と緑の環境百選」「岐阜県の名水」にも選ばれています。昔は森林公園になっている所は多良峡キャンプ場で、よく河原でキャンプファイヤーなどをしたものでした。川の水はプールなどとは全然違ってものすごく冷たく、唇を紫色にしながらそれでも水遊びが楽しくて泳いでいました。

今、多良峡を紅葉の名所にしたいと、「多良峡もみじの名所づくり実行委員会」による植栽が行われており、各所に参加者が植えた苗木が大きく育っています。

最後は多良地区の下多良から見た養老山。多良峡の出口付近にあたります。まもなく田植えが始まります。

いつかまた、「多良峡森林公園」の遊歩道をご紹介しますね。





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