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2018年2月1日木曜日

上石津が生んだ幻の彫刻家 三輪長太 郷土資料館で作品展開催

こんばんは。
空がまたまた雪色になってきましたね。
朝になると雪の量を確かめて、ため息をついています。

さて、上石津郷土資料館で2月3日から3月18日まで「彫刻家 三輪長太展」が開催されます。

三輪長太氏は明治32年、時の下山に生まれました。
小学校時代から木彫りに興味を持ち、寸暇を惜しんで作品づくりに励んでいたそうです。
大正の初めごろから、日本美術院審査員の木村五郎氏に師事。32歳の時には日本美術院展(院展)に入選。昭和9年には薩摩義士顕彰会から依頼を受け、養老町大巻の薩摩工事役館跡地に、宝暦治水で総奉行を務め、最後に責任をとって自決した平田靭負の銅像をつくるなど、各地にすばらしい作品を遺しました。
また、上石津町内には同氏に銅像などを依頼した人も多く、今もいくつかの家には長太氏作の像が遺されています。

藤原町聖宝寺の魚籃観音、奈良長谷寺の観音像50体や阿下喜小学校の「鳩を持つ少年」など平和を希求した作品もあります。

歴史の表には決して出てはきませんが、上石津が生んだすばらしい彫刻家でした。

ぜひ、郷土資料館でその作品をご覧ください。

氏の旧宅は、現在石臼資料館としてゆかりの方が管理されています。


3 件のコメント:

  1. 一度、お邪魔してきます。

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  2. 一度、お邪魔して来ます。

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  3. コメントありがとうございます。ぜひ、ご覧になってください。

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