おはようございます。
今日も寒いですね。
ところで上石津の時地区に唯願寺(ゆいがんじ)という大きな古刹があります。
シブナシガヤの伝説などに彩られた歴史あるお寺でおそらくこのあたりでは一番古い部類に入るお寺なのですが、ここの住職が伊勢長嶋の一向一揆に参戦し、戦死。その後、馬場一族(時にもいなべ市の藤原町にもいたと思われる。今も時には馬場さんは何軒かある)が遺児を守るために山頂付近にあった屋敷で彼を育てたという伝説があり、その屋敷跡が近ごろ確認されました。
ここはその昔、惟高親王の屋敷跡であったといわれているようです。
しかし、いなべ市の観光パンフレットには唯願寺の記録はありません。おそらく美濃のことだから書かれていないのでしょう。
このあたりは一向宗(浄土真宗)の勢いが盛んな地域でした。
うちも含め、多くのお寺は江戸時代の初めに浄土真宗に転派していますが、唯願寺はそれ以前から浄土真宗だったのでしょう。
とても興味深い事実です。
大橋屋敷は三重県埋蔵文化財として登録されたそうです。
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