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2021年12月7日火曜日

まもなく『多良郷史』発刊

 


現在、「多良歴史同好会」では多良地区の歴史を記した
『多良郷史(たらごうし)』の発刊準備を進めています。

多良郷(たらごう)とは、白川郷(しらかわごう)などと同じ意味で、
いくつかの村が集まった比較的大きなエリアをさします。

私も拝読しましたが、これまでの上石津町史などには載っていない「多良古郷録」などの記述があって、なかなかおもしろい。話には聞いていた血原合戦なども書かれていて、秀吉や信長が多良に来たのかと思うと、すごく興味深いです。

「多良古郷録」が一次資料としての価値があるものかどうかはわかりませんが、
地元に伝わる話と一致することは何らかの合戦があったのではないかと思われますし、
落ち武者を埋葬したとされる「黄金塚」のことも記載されています。
黄金塚は養老レンタカーさんのとなりの林の中、こんもりと土が盛られているところで、
昔からそのへんを触ると、祟りがあるといわれているのだそう。
だから国道もそこを避けてつけられているのです。

三輪三人衆も登場します。
三輪三人衆が実在したのかどうか、たとえば『信長公記』などに登場するとしたら
実在性がより顕著になってきますが、そのあたりは定かではありません。
客観的に証明できるものがあると
さらに現実味を帯びてきます。

実話とするならば、三輪三人衆は戦国末期において
とても民主的な政治を多良で行っていたことになります。

そのほかもいろいろ・・
『多良郷史』はいろんな切り口で今後の多良についての研究の糸口になるかもしれません。

『多良郷史』は、読者を何百年も昔の時代にいざなってくれます。
多良の歴史については不可解な部分も多く、ひょっとしたら今後の調査研究で
新たな史実が判明するかもしれません。
しかし、その内容は訂正、付け加えをすればいいことであって、
地元の歴史に興味をもつという役割は十分にはたすことのできる書ではないかと思います。

12月10日の午後6時半からNHKの「まるっと岐阜」に
「多良歴史回廊案内の会」代表の三輪正典さんが出演されるようです。

ぜひ、チャンネルを合わせてごらんくださいね。

「多良郷史」の注文をただいま、受け付けております。
1冊1200円(事前予約1000円)
申し込みは「多良歴史同好会」代表の鈴木さん
または
上石津地域事務所「多良地区まちづくり協議会」事務局
0584-45-3111まで

明日の多良を拓(ひら)くのは、あなたかも・・




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