なんだか長ったらしい会議の名前ですが、要はデマンドタクシーの実証実験についての会議(別名 利用促進会議)です。
書き込みがしてあるので、見にくくてすみません。
現在の多良地区の利用状況です。
140.9%の増です。
ちなみに牧田は124%増、一之瀬は173%、時は114.2%増でした。
65歳以上の人口に対する会員比率は牧田が36.3%、一之瀬は32.3%、多良は25.3%、時は33.3%です。
そのほか、前後しますが、この黒塗りの書類は個人情報の部分を塗りつぶした結果、このようになったそうで、利用回数の多い順から統計をとられたようです。
多い方は10回利用されています。
統計的に利用で一番多いところは「西美濃厚生病院」だそう。
自身の通院ではなく、看病に通っておられるとのことでした。
年齢的にばらつきはあるものの、女性の利用者がたいへん多いです。
車の運転免許の保有なども関係しているのでしょうか。
今度は会員限定のおためしクーポンが配布されるとのこと。
クーポンを利用することで、デマンドが安く利用できます。
障がいのある方に随行される方も200円引きになるそうです。
ただし、配布されるクーポンは2枚のみ。毎回割引してもらえるわけではありませんので、念のため。
おためしクーポン券のついたはがきを必ず持参して乗車してくださいとのことです。
忘れたり、なくした人は割引が適用されませんので、ご注意くださいね。
問題は利用したことのない人の声が反映されていないことです。現時点ではアンケート実施などはできるかどうかわからないとのことでした。声なき人は声をあげないと、気づいてもらえません。地域の民生委員さんや自治会長さんなどになぜ、利用しないのか、利用できないのか、理由を伝えるだけでもいいと思います。
でないと、制度の改善にならないし、課題の解決になりません。実証実験する側も、ぜひ、声なき人の声を拾うような工夫をしていただきたいものです。
一つ、たいへん気になっていることがあります。
今日はあえて言いませんでしたが、近い将来、西美濃厚生病院は揖斐郡大野町にできる新しいJAの病院に合併され、養老町の病院はなくなります。
デマンドバスの利用者の多くは西美濃厚生病院に行かれているということでしたが、大野町は遠く、これでは通院できる総合病院が養老町から消滅してしまいます。
そうなったらどうなるのでしょうか。
病院も再編が進んでいるのです。
この動きはいろいろな方面で加速するばかりで、止めるのは困難です。
しかし、病院数が減り、病床が減って、今回のような感染症が拡大した場合、
対応はできるのでしょうか。
今話題のSDGsでは「だれ一人取り残さない」を目当てにしていますが、時代はむしろ逆行しています。地方は取り残されていくばかりです。
このまま進めば、地方都市に住む私たちには、
明るい未来はありません。
公共交通の実証実験からはいろいろな現実が見えてきます。
私たちはしっかりと目を開いていかなくてはならないでしょう。
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